SM制御

0 入門 (c01:スライディングモード(SM)制御, c02:可到達条件
1 準備 (c11:2次安定性, c12:ロバスト性
2 安定化SM制御1 (c21:問題設定, c22:SM制御則
3 安定化SM制御2 (c31:スイッチング関数(1), c32:補遺
4 安定化SM制御3 (c41:スイッチング関数(2), c42:固有ベクトル設定問題
5 追従SM制御1 (c51:モデル規範, c52: 応用例
6 追従SM制御2 (c61:積分動作, c62:応用例, c63:補遺, c64:まとめ
7 安定化SM制御4 (c71:出力FB(p=m), c72:出力FB(p>m), c73:補償器, c74:モデル規範
8 SMオブザーバ (c81:入門, c82:予備的検討, c83:SMオブザーバ, c84:異常検出)
9 追従SM制御3 (c91:準備, c92:積分動作, c93:モデル規範, c95:補遺
10 非線形SM制御 (c101*:準備, c102*:数学的基礎, c103*:出力FB, c105*:例題

概要 入門では、スライディングモード(SM)制御とは何かについて簡単な例を用いて説明しています。1章から6章までは、線形制御則として状態フィードバックを用いる場合のSM制御問題を扱っています。第1章では、SM制御系の安定性の議論のために必要となる2次安定性の概念について説明しています。第2章では、SM制御の問題設定を述べて、SM制御が線形部分とスイッチング部分から成り、スイッチング関数の決定が重要であることを述べています。第3章と第4章では、2つのスイッチング関数の決定法を示しています。第5章と第6章では、追値制御をSM制御で行うための2つの手法を示しています。そして、7章以降は、線形制御則として出力フィードバックを用いる場合のSM制御問題を扱っていますが、実用的には6章までで十分と言えます。

●1章から9章までは次の文献(SMC)に基づいています。
C.Edwards and S.K.Spurgeon: Sliding Mode Control, Theory and Application, CRC Press, 1998
●10章以降は次の文献(VSC)に基づいています。
X.G.Yan, S.K.Spurgeon and C.Edwards: Variable Structure Control of Complex Systems, Springer, 2017

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