●原、千田、佐伯、野波:ロバスト制御のためのベンチマーク問題(I)
-3慣性系に対する位置制御・速度制御
●佐伯、千田、野波、原:ロバスト制御のためのベンチマーク問題(II)
-位置制御系の設計例
[1] 次図のような3慣性系を考えます。
これは次の運動方程式で表されます。
ここで、物理定数は次の値が想定されています。
物理定数 | 最小値 | 公称値 | 最大値 |
0.0009 | 0.001 | 0.0011 | |
0.0009 | 0.001 | 0.0011 | |
0.001 | 0.002 | 0.003 | |
0.045 | 0.05 | 0.055 | |
0.0009 | 0.001 | 0.0011 | |
0.0014 | 0.007 | 0.035 | |
0.0002 | 0.001 | 0.01 | |
0.0009 | 0.001 | 0.0011 | |
828 | 920 | 1012 | |
72 | 80 | 88 |
●以下では、の3つのパラメータ誤差を考慮して、回転体3に対してインパルス外乱が加わるときのシミュレーションを行ってみます。
図1
原論文にはさまざまな問題設定がなされていますが、ここでは、回転体3に対するインパルス外乱の下で、回転体3を速やかに整定させる制御系設計を検討します。ただし、操作入力には次の振幅制限
が課され、観測出力は回転体1の変位とします。
[2] 制御対象のLPVモデルを導出します。
ここで、、に対する次の内分式に注目します。
のとき上の状態方程式は、端点モデル
を、によって重み付けして、LPVモデル
として表されます。
[3] 状態FB
図2
[3] 出力FB
図3
演習13.3…Flipped Classroom
図1
MATLAB | |
SCILAB |
図2
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図3
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