Home Work 1.1
[M] 数学的には(1.1)と(1.2)を合わせた、次の微分方程式を構成しているだけだよね。
というか、これを想定して(1.2)を決めているだけでは?
[P] それはそうだけど、(1.2)は外力なので、力を発生する物理的装置が必要だよね。それはどうするの?
[C] 普通のものつくりでは、(1)の左辺第2項を専用のデバイス(減衰器)で入れるのだけれど、アクチュエータという汎用のデバイスを用いて同様のことをさせているんだ。このことを魔法のように感じることができれば、制御に魅力に嵌ってしまうらしいよ。
Flipped Classroom 1.1
[1] における接線の式は、傾き、y切片だから
これが零となる時刻はとなります。
[2] 各時刻における接線の傾きは、
接線の傾きはすべて負だから接線は右下がりで、しかもその傾きの絶対値は単調減少で零に近づいています。接線の傾きは速度の微分だから加速度を表し、これが(負の値を取りながら単調増加で)零に近づくということは滑らかな減速を意味しています。
[3] (3)より、基準となる時間の5倍も経てば、十分零に近づいていることが確認できます。したがって
から、ゲインをと決めます。