出力FB用変数変換…Homework
[1] 次系
に対する出力フィードバック
による閉ループ系
を考えます。
出力フィードバックに関する変数変換として、以下の議論が知られています。
が与えられるとき、次の命題が成立します(Note B41参照)。
このとき、次が成り立ちます。
以下では、次の変換を用います。
ただし
[2] となるLMI条件は、次の通りでした。
したがって、となるLMI条件は、次のようになります。
を代入して
左から、右からをかけると、次のようなLMIとなります。
すなわち
|
これを解いて を求め、次式によって出力フィードバックのゲインを決定します。
ただし、とは次の分解を行って求めます。
または、に注意して
演習B41…Flipped Classroom
次のコードを参考にして、安定化出力FBを求める関数を作成せよ。
MATLAB |
|
Note B41 補題
●
実際
を満足するを定めますと、次が成り立ちます。
このを用いて次が成り立ちます。
この第2式は、与えられたに対して、を適当に選んで、常に満足させることができます。一方、第1式は
ここで、を
を満足するように選ぶと、次の条件を得ます。
●
が与えられるとき、次が成り立ちます。
実際
に注意して
のように分解し、と選ぶと
一方、
のように分解し、と選ぶと
●特に、 かつ
のときは
となりますが、とは
を考慮して、次の命題を得ます。
●以上では、次のシュール補元に関する公式を多用しました。